07 前へ配達員はシロヤギウスを「都会から無計画に遊びに来た旅行者」だと思ったようだ。「街角を曲がったらここに来てしまった」など、どう考えても通用するはずがない。ここは彼のひとり合点に甘んじて、なんとか現状を把握しようと努めた。配達員も、間抜けな旅行者を馬鹿にする風でもなく、親切に答えてくれた。 どうやらここはとある離島で、帰るには空港がある別の島まで、週に1便の船で行かなければならない。その船はちょうど今日来て、出ていったばかりだった。 つまり、少なくとも今日中に帰ることは不可能だった。 次へ
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